石榑峠は標高690mほど。
県境となる尾根の北に位置するのが1099.6mの竜ヶ岳。
登山というにはおこがましいのだが、この時期ならではの眺めを見たくて頑張ってみた。
この時期の朝は早い。登山の人も早いです。
8時の時点で既に3台駐車。平日でもこんな感じだから、週末のこの狭い峠はどうなることやら。
着替えて用意していると、早速鈴鹿らしい洗礼。
草むらを歩いた靴を持ったら、指先にむにゅっとした感覚。伸縮する吸血小枝があああ(悲鳴)。
この峠にはいないと思っていたのですが、奴らのいそうな谷経由でここを周回する人もいますから、そうゆー人が落としていったのかもしれません。いやきっとそうだ。そうでなかったらこの先に奴らが待ち構えていることに。
(逃避三段活用)
びくびくしながら、低目の落葉樹が覆う砂ザレの掘割の路を登り始めます。
滑り易いし急だしで、ふくらはぎが伸びて痛くて千切れそうです(涙)。
久しぶりの運動で、心臓が首筋ぐらいまで上がってきて汗びっしょり。
来た事を激しく後悔しながら30分ほど。見晴らしのよい“重ね岩”に到着です。
走ってきた道路や谷、遠くの山など、急坂に比例した以上の眺望が楽しめます。
このあたりから、今が時期のシロヤシオが花のトンネルを。
とはいえ登りのきつさに視線は下向き。
路を覆っていた木々が無くなり、最後の急坂を登ると見通しのよい笹尾根に。緩やかな勾配で山頂へと。
早い人なら峠から1時間ほど。山頂からは全方向の眺望。
さすがにこの時期なので見通し最高とはいきませんが、うっすら桑名方面の市街、海など。
反対側は秋だと琵琶湖が見えるかもしれませんが、風が吹きさらしで寒いかと。
そして、北東に伸びる尾根には白い羊の放牧風景・・・というには緑が多いかw。
シロヤシオは1年おきに当たり年が来るそうで、「今年はつぼみも多くていい感じになりそう」と聞いてました。
山頂で挨拶した人達も、「この先の天気が微妙だから、今日を選んできた」と。
日差しがちょっときついですが、とてものんびりしていたい場所です。
帰りの下りは膝のパンクが怖いところ。1時間は限界内のはずですが、運動不足で心配でした。
急勾配を初めての2本ストックで。また従来よりはいい感じの登山靴のおかげですっ転ぶ事も無く、膝も痛みまでいく事無く無事に下山。
森の追尾兵器も無く、やれやれでした。
Posted at 2011/05/26 18:08:57 | |
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軽スポ | 日記