週末、薬が切れて瞳が普通になったので、少しずつ左目を使っている。
両目で見ると、最初は物凄く度の違う眼鏡をかけているような辛さがあったが、この数日で
割と慣れた。
思いきっていつもの公園に出掛けて見る。
少し眩しく靄が掛る。色が青っぽい。ピントが甘い。手元も駄目。
合わない焦点を身体が探し、左眼を支える筋肉がぴくつく。
すまない・・・頑張ってくれても、これ以上無理なんだよ。
時間は有る。
とはいえ、あとどれだけ回復するのやら。
美しい風景や星空、細やかな工芸品、楽しい書物、見て楽しむ全ての事に影響を。
小さなストレスが、昼も夜もまとわりつく。
車は走る。
湖畔の穏やかな風景の中を真っ直ぐに。
先日の片目では直進の時でさえ気を使ったのに、今日はリラックスして片手で走れる。
これしきの少しの霞みなら、車両感覚はOK。
ドブ沿いの狭い道も、はみ出してくる下手糞運転手に毒づきながら華麗にすれ違い。
昔の事を考えてみる。
50年前は、こんな手術を受ける事ができたのだろうか。
おそらくは無理。片目のハンディを受け入れるしか無かっただろう。
・・・それに比べればこれ以上の改善が無くとも、充分過ぎる。
そんな事を考えながら、いつもの風景の中を走った。
Posted at 2009/05/27 18:16:26 | |
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あてつけ | 日記