柿くへば 金が無くなり 法隆寺(違)。
最近、なんかあの五重塔と金堂の並ぶ廻廊の空間に立ちたくなり、
小学校の社会見学以来という奈良にやってきました。
天理ICから法隆寺IC、そして下道と、7時半過ぎの道路は渋滞も
無く順調に。
「町営駐車場は8時半からで、それまでは施錠です」と聞いていた
のでどうしたものかと思いましたが、門前には無施錠の民間駐車
場が何箇所か有ったので、勝手に停めて南大門へ。
南大門をくぐればしんとした空間が始まり、中門の向こうに五重塔
などが見えて、いよいよ歴史の香りが・・・と思ったら、左の門から
どやどやと管理のおっさん達が湧いてきた(汗)。
東の大門から西大門へと、制服を着た中学生達が中門の前を横切っていきます・・・ここは通学
路?
気を取り直して中門へ。(西院伽藍)
左右の金剛力士像を見上げれば丁度8時の鐘が鳴り、拝観時間となりました。
左手奥の高台にある西円堂で少し上からの遠望を楽しんだら、拝観料を払って廻廊の中へ。
人気の無い朝一の空間。
ひんやりした空気の中、五重塔と金堂が大講堂を奥にしてたたずみます。
背後には、中門の特徴的な曲線を描いた太い柱。時間が刻まれたような肌触り。
左右は窓と柱が整然と並んだ廻廊が押さえています。
白い砂と白壁、こげ茶色の柱に灰色の瓦と雲。そしてちょっぴり線香の香りw。
ほほー。
ここは国宝の宝庫。“だらけ”と言ってもいいでしょう。
スタミナも無いので、予習してきたポイントをざっと見るだけに。
大講堂:薬師三尊像 金堂:金銅釈迦三尊像 大宝蔵院:百済観音像・玉虫厨子
壁画や彫り物も見る所はいっぱいあります。
・・・既に足が張ってきた(爆)。
茶所でお茶を頂いて休憩。
東大門から出て少し歩くと東院伽藍。写真の夢殿には救世観音像。
いやぁ、いい空間でした(満足)。
中門前に戻ると9時半。だいぶ人が増えてきました。
静から動へ。人の営みに古き時間が見え難くなってきます。
小学生の団体さん。私の社会見学の時は、法隆寺は来たのだろうか?
見た事も来た事も覚えていない記憶。大仏と鹿は記憶にあるw。
まあ、“奈良に来た”という事実が大切なんでしょうね。
それから数十年、古刹の雰囲気、細工、そんな感じは少し楽しめるようになりましたが、仏像の
味わいってぇのはまだあっしには解りません。
(中宮寺の菩薩半跏像もパスしてるしw)
Posted at 2009/04/29 17:03:13 | |
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