今日は、Mさんの次期主力戦闘玉の情報
収集にお付き合いw。
湖北は思ったより風は弱かったものの、
小雪を従えた雲が時折流れてきて、薄い
手袋をしていても手が冷たいです。
ご案内に従って待っていたら、オオワシが
“カタジロ”と呼ばれるその名の通り、美し
く大きなシルエットで上空を旋回してくれま
した。
BORGは、TOMYが造った望遠鏡のブランドですが、優秀なスタッフと従来の
望遠鏡に無かった発想、徹底したロット生産によるコストダウンなどで、発足
当時はかなりの人気でした。
目的を絞ったその手法は、従来型の同口径機に比べ欠点を批判される事も
多かったですが、その目的に沿った使い方をしている人はかなりの満足感
を得られたと思います。
ただ望遠鏡の購買層その物が少なく、此れまでの無難な機能を求める人達
までもBORGを買っていた流行は過ぎ、現在はシンプルな品揃えになってい
ます。
写真は、初期型の100ED。
今のモデルは結構な値段ですが、あの当時は材料高も無く、量産効果でも
っと安かったような気がします。
気軽に簡単な三脚に取り付け、低倍率でキレのある眺めで星空を流す・・・
そんな使い方があっているモデルです。
眼視用の望遠鏡は、中心像のシャープさが命です。
その代わりそのままでは周辺像は甘く、写真用に用いると端にいくほど色
収差や甘さが目立ちます。
元々写真用として使われる事を想定していたのだと思いますが、別売でレデ
ューサー(補正レンズユニット)が用意されていました。
淡い星雲などを素早く撮る為のショートタイプ(合成焦点距離を短くし、F値を
明るくする)とロングタイプ(焦点距離を長くして拡大、但し暗くなる)です。
いずれもフラットナー(周辺部像補正)兼用タイプです。
私の物は当初眼視用として使っていたのですが、大分前に役目を変えて、
今はショートタイプのレデューサーを組み込んだ状態となっています。
(確か560mmF5.6相当ぐらい)
もちろん外して元に戻す事もできます。
写真用とはいえあくまでも天体用ですから、昼間に鳥などに使うとゴーストや
コントラスト不足が出る時があるのは・・・まあカメラレンズより随分安いです
からしょうがないですw。
後、もちろんMF専用となりますのでピントはじっくり合わせる事になりますから、
遠目で油断させて撮るような使い方になります。
最近の一眼カメラ、ファインダースクリーンのマットタイプでは、ピントの山が見
難いのですが、最近はライブビューで拡大できる機種も出てきたので、そちら
で拡大して合わせた方が良い、とか話も聞きます。
と、以上Mさんと話した内容を書いてみました。
しかし「40Dのファインダーはいいなぁ」とか「この三脚雲台ちょー使い易い!」
など、合同研究は危険な事だと改めて思うのでした。
↓確かこのBORGで撮った月(2005年11月12日)
Posted at 2008/01/27 17:26:03 | |
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