ご興味の有る方もおられれるので、今年の道具について書いておきます。
板は以前ブログに上げたように、初中級用から中級用に。
昨日は先に前の板を使って、後半は新しい板で滑りました。
サイドカーブは共にR13ですが、へたりと硬さが違うので、これから使う物は
食いつく反面それなりにこれ迄よりコントロールが必要です。
まあ想定の範囲内の変化ですから、うまく付き合っていけると思います。
硬いバーンもこれで多少楽そうw。
フォーミングブーツは、これが3足目になります。
それぞれ作ってもらったお店が違う、と云う事に無駄なスキー歴の長さを感じ
ますが、これまで使っていた2個目の感触が良かっただけに、今回も吊るし
では無くフォーミングを選ぶ事に迷いはありませんでした。
足を入れただけで、カントやバックルの締まり具合など気にする必要も無く
ポジションが決まるのは安心できます。
但し、施工する店のノウハウ次第ですが。
1個目を作ったのはもう亡くなった名古屋のお店で、「うちもフォーミングやる
ようになったんだよ~」という感じで勧められ、メーカーのマニュアル通りの
作業で、ノウハウやこだわりも無くそれなりの出来でした。
2個目を作った時は、かなりスキーに熱中していて・・・いや少しピークを過ぎ
ていたかもしれませんが、道具の重要性とそれを施工するノウハウの大切
さが解ってきた頃でした。
神奈川のこのお店は国内でも有名です。私のようなどこぞの馬の骨にも、き
っちりと対応して手の掛かったブーツを作ってくれました。
圧倒的な経験と細かい作業の着実な対応ですが、こちらに合う物を作って
ゆく過程は居心地の良い信頼できる物でした。
ただ・・・2回の訪問の電車賃と、ブーツとは別のインナーを使う事で、3足分
の値段になるのは辛いです(汗)。
今回は近くで・・・と思っていたので、ネットで検索した四日市のお店に飛び
込みで行ってみました。
こちらもかなりフォーミング、特にインソールにこだわりがあると云う話です。
オフシーズンの内に時間を取ってもらい、色々話を聞いてモデルを決めます。
まあ結局、このお店のお勧めメーカーだったのですが。
その辺りは前回の店と比べて、軽いなぁと不安に思ったのも事実ですw。
フォーミングの時も、あまり骨格や膝の入り方とか細かく見てないし・・・
ただここはソール作りが丁寧です。
写真のブーツの手前に、裏返して置いておきました。市販のソールを成型
した後に盛り上げて仕上げをしていますが、「荷重する為に動く」という点に
こだわりがあります。これはインナーのフォーミングも同じ考え方でやります。
前回の物は、足首足裏をガチガチに固めて板を真直ぐ踏み込む事に重点
が置かれていたのに対して、今回の物は使い手が踏み込みをコントロール
する事を重視しているように思えます。
今回のお店で言われた、「前の靴は内足のインエッジが使い難かったでし
ょ?」が、よく解る気がします。
「11月に1回行っときたいから」と施工日時の督促を掛けた手前、昨日早速
滑ってきましたが、反応が軽くて早くて良い感じでした。
フォーミングの時に変な汗が出るほどしっかりパッチを貼られたので、スキ
ー場で足が痺れてくる事もありません。
これで新しいブーツにが目処が立ったのですが、10年も付き合った信頼でき
る古い奴と別れるのは、道具とはいえさすがにちょっと寂しい物があります。
せめてもの感謝の意を。
Posted at 2007/11/30 19:28:13 | |
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ski | 日記