片付けも佳境。
長年の埃や煙草の湿った臭いのついたタンス、ベッド、大きい机や本棚などは、やせふくろう一人では捨てるにもまず動かせないので、半分引越し業者のような処分業者に依頼。
予想通りこの手の業者は怪しく、ちゃんと依頼する家具の寸法や点数をリストで送っているのに、何社か比較してる段階では「25000円です」って言ってたのに、じゃあお宅でお願いしますと言うと「ちゃんと計算すると28000円+消費税になりました」って。
そうこうしてるうちに母の気が変り、残しておくと言ってたあれとこれとかが追加になって、業者に連絡すると更に上がって34000円+税。
前日に更に整理し、独りで運べるんだけど燃えないゴミではちょっと出せない大きさの物もずらっと出しておく。
当日に業者がトラックで来て、荷積み前に確認ではじいたそろばんは「85000円に消費税です」(爆)。
そりゃあないだろうと荷物を減量。担当者も見積りした人に電話で連絡をとり45000円+税でお互い妥協点。
養生は全然無しだし、どっかんどっかんと凄い音させてるので廊下が傷だらけにならないか冷や冷やでしたが、「大きいのは壊しながら出しましたw」とか言ってるしー。
まあ無事不快な事無く終りましたが、どっと疲れました。(合掌)
ブログのお題は、押入れ奥から発見されたもの。
旧家との付き合いで貰ったのか、父の兄が戦地で身に付けたものか、はたまた家の守りの魂が・・・考えても結局は死人にくちなし。
一応黙礼してこの度の騒がしさをお詫びし、警察へと運ぶ。
事前の電話では「そういう物と解らないようにして持ってきて下さい」と言われたのだが、警察の玄関を通る時「ここで箱から出し、受付の机の上にどどーんと派手に置けば何人の警官がすっ飛んで来るやら」と考えるとちょっと笑える。
時間通りに言われた部署に行くと、「あ、刀の話ですね」とわらわら隣の部署からも覗きに。
田舎の警察ですが、半年に1件ぐらいは有るようです。
発見した状況や生前の生活などを世間話程度に。
担当の人が長さを測り、苦労して柄を外して銘の有無を確認。
比較的綺麗な大小は刃も落としてあって、「新し目ですし、セットで床の間に置くような飾り用の物では?」との事。
もう一本は模造刀では無く脇差。「こちらは無許可なら完全に銃刀法違反ですね」と。無茶苦茶古い物でもなさそうだが、大量生産された軍刀の類とはちょっと違うらしい。
ネットでも書かれているように、有料の公式な鑑定を経て歴史的あるいは工芸的な価値が認められば所持が認められますが、残念なのは当家にきたいわれが解らない。
呪いの剣か、守護の御霊か。
怪しい使われ方をしたり、他の荷物にぎゅうぎゅう挟まれて保管されるより、時の流れをお国の手で止めてもらった方がいいでしょう。
という事で、入れていったダンボール箱のみ持って帰りました。
Posted at 2012/07/27 18:14:12 | |
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